イツノマでは都農町全体のまちづくりのお手伝いをしていますが、個別のプロジェクトも並行して推進。その一つが都農町が誇るまちのワイン、株式会社都農ワインのコーチングプロジェクトです。
年間20万本以上を販売し世界的な評価も受けている30種類のワインを核にしている都農ワインですが、コロナショックで影響を受けた販売強化、こんな時だからこそ、社員一人ひとりのビジョンづくりやチームアップ、ECサイトでの販売力アップ、台風などの自然災害も見据えてワインに続く新しい収益の柱造りと、どれも中長期の重要課題ばかり。
当然、すぐに解決できることなんてありませんが、コロナで全国での試飲イベントが中止になったお陰?で、社長以下、全社員の皆さんとコミュニケーション機会が飛躍的にアップ。目先のことだけではなく、5年後、10年後をみんなでじっくり対話する貴重な時間が生まれたことは収穫でした。これからが楽しみ。
コロナショックでもう一度見直した都農ワインの強み、それは地元のブドウを使った地元のワインであること、農業そのものであり、コミュニティビジネス。地域貢献が存在意義そのものであることです。
したがって、いま、やるべきは改めて地元の人たちにワインを楽しんでもらう機会を増やすこと。そんな流れで、丘の上にあるワイナリーから商店街に降りてきて、イツノマが運営するコワーキングスペース『YARD1927』で1週間、「都農ワイン・ポップアップバー」を開催しました。実は史上初の企画。
コワーキングスペースをつくる時、もともと歯医者さんだった受付カウンターを、カフェ&バーカウンターになればいいなとイメージしてリノベーションしたので、願いが一つ叶いました!
初日は、都農町の若手経営者の精鋭にお集まりいただき、元気よくスタート。都農ワインの成り立ちや近況、最新作など体系的に話を聞ける機会はないのでみなさん真剣に赤尾工場長のお話を聞いてました。
都農ワインを飲みながら、民間企業ができるまちづくり、官民連携のあり方について、前向きに話が進んだのは、これからのまちづくりにとっても楽しみなキックオフミーティングに。
翌日は、都農町に本拠地をおくサッカーチーム「J.FC宮崎」の監督以下、選手のご家族にもお集まりいただき、都農ワインを楽しんでいただきました。
もちろん、お子さんたちは都農ワインのブドウジュース!
当日は、mrt宮崎放送も取材に入り、翌日の昼のテレビニュースで放映されました!
今週から自粛も緩和され、慎重に準備はしましたが、やはり久しぶりに対面でお酒を飲めると自然と会話も弾みます。
町長との協議で都農町にいらっしゃっていた宮崎県の郡司副知事も合流され、都農町の若手や女性のみなさんと賑やかにワインを楽しみ、とても盛り上がった会となりました。
都農ワインのレジェンド、チーフワインメーカーの小畑社長も毎日お越しになり、町民のみなさんと直接お話をたくさんできてお互いにとても良い機会となりました。
これを機に、今まで以上に地元のワインとして、ファンベースマーケティングを強化し、地元の人たちに日常的に愛されるワイン、企業となるよう、イツノマとしても継続的にジャンルを問わずできることはすべて出し切り、全力でサポートしていきます。