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【探究学習】とは?小学校の授業の最新事情

今週のザ・まちづくりは「探究学習」ついて特集します。

実際に弊社が担当している宮崎県都農町での探究学習の事例も交えてお届けいたします。

探究学習とは、自ら課題を見つけ解決策を探ることで、主体的に学び考える力を育む教育手法です。小学校では、2020年の学習指導要領改訂により、探究学習が本格的に導入されました。

探究学習では、社会が抱える様々な課題を題材に、調べたり実験したりしながら、課題解決策を考えます。この過程で、知識だけでなく、問題解決能力やコミュニケーション能力、思考力など、様々な力が身につきます。

探究学習の取り組みは、各学校で特色があります。小学生でも、身近な題材からテーマを設定し、グループで協力しながら研究発表を行うなど、様々な活動が行われています。

探究学習は、これからの時代に必要とされる学びの姿です。小学校で培われた探究心は、将来、社会をより良くしていく力となるでしょう。

小学校における探究学習の最新事例

探究学習は、学習指導要領改訂により、小学校でも重要視されています。

探究学習の目的は、児童の主体的・対話的で深い学びを促すことです。児童は、自分の興味関心のあるテーマについて、自ら調べ、考え、表現することで、知識・技能だけでなく、思考力・判断力・表現力などを総合的に高めることができます。

小学校では、各教科や総合的な学習の時間を通して、探究学習が取り入れられています。

  • 1年生~4年生では、身の回りの事象や社会問題に興味を持ち、疑問を解決するために調べたり、考えたりする活動を行います。
  • 5年生~6年生では、より深い探究活動に取り組みます。テーマ設定、情報収集、分析、考察、表現など、探究活動に必要な要素を段階的に学びます。

実際、弊社が拠点を置く都農町でも小学校での探究学習が加速しています。

今年度は6年生を対象に「つの学」と題した授業を開講。キャリアやゼロカーボンをテーマに、調べ学習だけでなく相互にディスカッションしたり、思いついたアイデアを手を動かしてカタチにしてみる(プロトタイピング)要素を重視したカリキュラムがはじまっています。

つの学についての詳細はこちらもご覧ください。

探究学習を通して、児童は、学ぶことの楽しさや喜びを感じることができます。探究学習は、児童の未来を拓く重要な学びです。

探究学習の本質とは?

探究学習とは

探究学習とは、生徒が主体的に課題を見つけ、解決策を探っていく学習方法です。生徒は、問題解決のプロセスを通じて、知識や技能を身につけるだけでなく、思考力、判断力、表現力などの非認知能力も育みます。

探究学習は、近年、注目を集めている学習方法の一つです。従来の知識伝達型の授業では、生徒は与えられた知識を覚えることが求められていました。しかし、探究学習では、生徒は自発的に問題を解決し、新しい知識を創造することが求められます。

探究学習には、様々なメリットがあります。

  • 生徒は、自発的に問題を解決することで、深い学びを体験することができます。
  • 生徒は、問題解決のプロセスを通じて、思考力、判断力、表現力などの非認知能力を育みます。
  • 生徒は、主体的に課題に取り組むことで、自己肯定感や達成感を高めます。

探究学習は、生徒の主体性を尊重し、深い学びを促す学習方法です。これからの時代を生き抜くためには、探究学習を通して、問題解決能力や非認知能力を育むことが重要です。

学習指導要領における「探究学習」の重要性

探究学習とは、生徒が主体的に問題を見つけ、解決策を探りながら、知識や技能を総合的に活用して学ぶ学習方法です。近年、学習指導要領では探究学習の重要性が強調されており、小学校から大学までのすべての教育段階で実施することが求められています。

探究学習の重要性は、大きく3つの点に集約されます。

  1. 主体的な学びの促進 探究学習は、生徒が自ら問題を見つけ、解決策を探ることで、主体的な学びを促進します。生徒は自分の興味や関心に基づいて課題に取り組み、解決策を導き出す過程で、問題解決能力や思考力、コミュニケーション能力などを養うことができます。
  2. 知識の統合と活用 探究学習では、教科の枠を超えて、さまざまな知識や技能を統合して活用する必要があります。生徒は、課題を解決するために、教科書やインターネット、専門家へのインタビューなど、さまざまな情報源から情報を収集し、分析・整理します。この過程で、生徒は知識の統合と活用能力を身につけ、問題解決能力を高めることができます。
  3. 社会で生きる力の育成 探究学習は、社会で生きるために必要な力を育成します。生徒は、課題解決に取り組む中で、他者と協力して課題に取り組む協働力や、自分の考えを論理的に説明するプレゼンテーション能力、課題解決のための計画力や実行力を身につけます。これらの力は、社会で生き抜くために必要な力であり、探究学習を通して生徒はこれらの力を養うことができます。

このように、探究学習は、生徒の主体的な学びを促進し、知識の統合と活用力を高め、社会で生きる力を育成する重要な学習方法です。学習指導要領では探究学習の重要性が強調されており、今後、小学校から大学までのすべての教育段階で探究学習が積極的に実施されていくことが期待されます。

探究学習の進化

探究学習は近年、小学校教育において注目を集めています。従来の知識伝達型の授業から、生徒が主体的に問題を発見し、解決策を導き出すための学習へと進化を遂げています。

従来の探究学習は、教師が課題を設定し、生徒がその課題を解決するための手段を探していくというものでした。しかし、現代の探究学習は、生徒が自分自身の興味関心を出発点として、課題を設定し、解決策を探求していくというものです。

現代の探究学習では、ICT機器やインターネットを活用することで、より幅広い情報収集や意見交換が可能となっています。また、グループワークやプレゼンテーションを通じて、コミュニケーション能力や協働力を育成することも重視されています。

探究学習は、生徒の主体性を育み、社会で必要なスキルを身につけるための重要な学習方法です。今後、さらに進化を続けることで、より多くの生徒が探究学習を通じて学びの喜びを発見することが期待されます。

先ほどご紹介した、今年度から都農町内の小学校ではじまった探究学習プログラム「つの学」の1学期のテーマは「キャリア」。

未来の仕事をテーマに、手作りカードを用いて楽しみながら、相互にディスカッションをしたり、自らの興味に応じて掘り下げてリサーチしたりしています。

2学期以降に実施する探究学習プログラムの様子についても、今後お届け予定です。

また、教育事業の視察や研修も受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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