人からはじまる、まちづくり

NEWS 週刊イツノマ

京都市立日吉ケ丘高校から20名が都農町で2泊3日のフィールドワーク

8月18日から3日間、京都市立日吉ケ丘高校の高校生20名が都農町に。
4年連続のフィールドワーク
今年は定員の倍近く応募あって抽選だったとか、光栄すぎます!

平日は歩く人がほぼいない駅からHOSTEL ALAの通りに異様な光景。。

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1.都農町ガイド

ツアーのすべてを取り仕切るイツノマ渡邊佳
バスガイドとして町内ご案内。

バスを出していただいた都農町様、ありがとうございます!

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収穫真っ盛りの都農ワイン
激忙にもかかわらず赤尾社長自ら収穫から醸造までレクチャー
ありがとうございました!!!

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今年は快晴!
日向灘一望!
都農ワイナリーのステージ

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2.問いをつくる

ALAに戻って初日の3時間ワーク
今年のテーマは「問いをつくる

3日間、自分にじっくり向き合います。

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運営の主役たち、頼もしい6人!

昨年ほぼ1年インターンしていた「たっちーね
日吉ケ丘高校が忘れられず今年は有給とって参加!

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3チームでワークをスタート。

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いきなり「問い」といっても難しいので、

・好きなこと
・苦手なこと
・イラっとしたこと
・やってみたいこと

を書き出しながらメンバー同士で共有。

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盛り上がったり心が動いたテーマを3つ
みんなで掘り下げ。

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最後は2人1組で、各自「マイベストクエスチョン」を設定!

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3.経営者とのBBQ

都農町フィールドワークで毎年、高校生たちが一番印象に残ると答えるのが、地元の経営者とのBBQ交流会。

仕事で忙しい中、京都の高校生が来ると聞いて参加してくれた経営者たち。宮崎日日新聞の川越記者も、取材前に一個人として参加いただきました!

ありがとうございます!!!

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総勢40名近く。
都農町 夏の夜をEnjoy!

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今年の食材の目玉は翌日、ハンバーガーのパティとして考える「まるみ豚」
JA宮崎、まるみ豚のみなさまのおかげで、無償でのご提供!
一同、炭火焼きたてを満喫しました。ごちそうさまでした。

交流会は4テーブル
経営者が20分ごとにテーブルをまわり4ラウンド。

事前に「問い」をつくってた高校生たちから次々と質問が。

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仕事を楽しむコツは、続けること!
続けていけば楽しくなる

秀建設の秀一さんの言葉が印象に残った高校生。

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たいすけさん

ピンチのときに大変そうな顔をせず笑顔で乗り切る、と話していたたいすけさんの笑顔が素敵でした!

高校生の振り返りシートにもたいすけさんのことを書くコメント多し

4.ハンバーガー選手権

2日目は朝9時から夜21時までの12時間ワークショップ!!(過去最長)

①選手権開催の経緯

今年の企画のきっかけは、イツノマが地元スーパーの「パントリーけいすけ」さんから10月創業祭のチラシを相談されたこと。

チラシのデザインだけでなく、掲載するお弁当やスイーツなど地元の中学生と一緒に考えられないか?と店長の河野博樹さんから。

企画のタイミングが、今回のフィールドワークとぴったり!
宮崎ブランドポーク普及を促進するJA宮崎が全面協力、パントリーけいすけで取り扱ってるブランドポーク「まるみ豚」を無償提供するので豚を使った商品を考えることに。

まるみ豚「水・餌・衛」のこだわり – まるみ豚 宮崎ブランドポーク協同ファームは豚に対する愛情を基に「水・餌・衛」を3つの大切な要素としています。その結果がまるみ豚の美味しさにつながっていwww.marumiton.com

会場は、パントリーけいすけの宴会場を貸していただけることに。
厨房もあるため、中高生が考えた商品の試作までやりましょう!
と発展!

お弁当だと中高生たちが考えるイメージがわきにくいのと、試作が難しいねということで「ハンバーガー選手権」に!

②アイデア100

高校生20名と、都農町まちづくり部の中学生5名の顔合わせ

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午前中の流れを共有し、早速ワーク開始!

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都農町は高齢化率38%
若い人の減少も加速。
京都の高校生にはピンと来ないかもしれないからこその共有

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駄菓子屋からはじまった「パントリーけいすけ
町一番のスーパー、社長は商工会会長。

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次期社長の河野博樹店長にインタビュー

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早速、店内も視察。

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博樹店長から、厨房も案内いただきました!
お惣菜・お弁当は「チキン南蛮」と「唐揚げ」が人気
ハンバーガーのニーズもありそうか!!??

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会場に戻ってイツノマ恒例の「アイデア100」出し
なんでもいいので、思いついたことをアウトプット

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1時間かからずに、3チームともに各100個のアイデア!

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中高生でも行きたくなるスーパーのアイデア

・学割
・フリースペースがある
・間借りできる
・フリマ
・けいすけまつり

中高生が食べたいハンバーガーのアイデア

・地産地消
・健康にいい
・サブウェイみたいにカスタマイズ
・ハンバーガーケーキ
・ワイン入れてみる
・誕生日限定ハンバーガー

③商品企画

午後は、具体的に「まるみ豚」を使ったハンバーガーの商品企画

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JA宮崎の城田さんから「まるみ豚」の説明

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一般豚に比べて「まるみ豚」の特徴は

・「旨み」のある肉
・「焼き縮み」の少ない肉
・冷蔵・冷凍保存時の「食味の悪化や旨みの流出」が少ない肉

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中高生たちは現場重視!
自主的に店舗に行って買い物客にインタビュー

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いよいよ企画!

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他のハンバーガーとの比較も必要。
マーケット分析・ポジショニングの考え方をインプット

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時間が経つにつれてみんな立ち上がって手が動くように。

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④プレゼンテーション

朝から8時間のワークの集大成
3チームごとに7分間のプレゼンテーション
審査員は博樹店長と中西教育長、都農中学校の河野教頭

チーム・エンペラー|だんらんバーガー

プレゼンのスキルは断トツ。胸に刺さりました。

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コンセプトでは審査員の評価も最高レベル。
ハンバーガーを通して、都農町の家庭にだんらんを!

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チームMUGEN|ミヤザキアンバーガー

ハワイアンを連想させるフルーツとカラフルな包装
ビジュアルで一番目をひいたプレゼン

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フルーツを使ったハンバーガーという企画は人気
食べてみたくなりました。

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チーム シャインマスカット|つのまるみーと

プレゼンのうまさより、実現性を感じさせる表現ができているか。
挑発的なプレゼンもよかったです

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3チームで一番「まるみ豚」「都農の恵み」を強調

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審査員の河野教頭からは、高校生より熱いぐらいの講評を

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教育長からも最大の賛辞!都農町の中学生にもエールを

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最後に博樹店長より優勝チームの発表!

栄冠&シャインマスカットは「つのまるみーと」に!!

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⑤試作・試食

今年の目玉企画は、プレゼンで終わらずに、自分たちで企画したハンバーガーを実際につくってみること

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早速、野菜をカットし、まるみ豚をパティとして調理をはじめます
調理師志望で、2年連続で都農町に来てくれたじんくんは、本格的な厨房で調理するのは初めてとあって今回一番テンションあがってました!

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最後まで、自分たちでつくってみる!

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10種類以上のソースの組み合わせも試しながら、試食会

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空腹もあって、一同大満足!

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今後は、まちづくり部の中学生が引き継ぎ、10月の創業祭に向けて、博樹店長と一緒に商品をつくっていきます。

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5.振り返り

前日は12時間のワークショップの疲れも気にせず、深夜遅くまで楽しく過ごした高校生たち。

最後は、1人2分で、初日につくった「マイベストクエスチョン」の答えと3日間の振り返り。

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正解のない自分への「問い」
当然、3日間で答えが出るわけもなく、京都までお持ち帰りいただくことに。

でも、正直、ずっと一緒にいて感じてた以上に、高校生たちは考えていましたし、いろいろ感じ取ってました。

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今年の運営においては、インターン生が全面的にフロントにたち高校生と一緒に考えてきました。

1人2分の発表のあとに担当インターンから1分のフィードバック。
時間をオーバーして熱弁をふるうインターン生。

高校生以上に成長させてもらったのはインターン生だったかもしれません。

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修学旅行としての受け入れから数えると5年目

今年気づいたぼくらの課題

今年の高校生は◯◯だよね〜
去年に比べて◯◯だね〜

どうしても以前との比較をしてしまうこと。
それがいいことにせよ悪いことにせよ。

たしかに変わってきてるのは事実。
ただ今年来た高校生にとっては関係のないこと。

継続することで見えてくることが多い
こちらの効率や品質も向上する
一方で、今年来た高校生をフレッシュに受け入れて、向き合えているか?

今後の課題として、ぼくらが胸に刻むべきことだと実感
来年も都農町で会えることをいまから楽しみに!!!!

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事前の企画から会場を貸していただき、当日の運営、そして調理まで!
パントリーけいすけ様、河野博樹店長には本当にお世話になりました。
ありがとうございました!!

【参考|これまでの日吉ケ丘高校、都農町来歴】

2021年修学旅行

https://note.com/embed/notes/n8be887242392

2022年フィールドワーク

https://note.com/embed/notes/ne771a1d85058

2023年フィールドワーク

https://note.com/embed/notes/nae6f1b79ddfb

2024年フィールドワーク

https://note.com/embed/notes/n4918265d731b

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