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NEWS 週刊イツノマ

中高生が行きたくなるカフェとは?日向市の新図書館づくり共創ワークショップ

中高生が行きたくなる図書館のカフェとは?

日向市でイツノマがお手伝いしているあたらしい図書館複合施設づくり。
企画だけでなく実際につくってみる市民共創プロジェクト「日向ラボ・ラボ」を担当してます。

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3回目は中高生約20名が集まり、自分たちが行きたくなるカフェを下記の要素にわけて、専門家と一緒に4時間で一気につくる試み。

・コンセプトと店名
・ロゴと看板
・ドリンクメニュー
・内装パース
・PR動画
・制服

イツノマにとっても、初めての試み!
頼もしいパートナーのみなさんにご協力いただき、
即席カフェ開発チームを結成。

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1.コンセプトと店名

9月27日(土)13時より、日向市役所1Fホールでスタート!
いきなり図書館カフェのコンセプトと店名を決めちゃいます。

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まだカフェについて日向市として明確な方向性は決めてませんが、いまのところの与件として提示。

何よりも日向市らしさと、中高生がいきたくなるものを!

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実際にカフェを経営していて、今回の講師でもある「ジュクルパコーヒー」のあやのさんに、コンセプトやカフェ経営についてレクチャー。

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早速、中高生で議論のスタート!

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5チームで1案ずつアイデアを絞り、5つのネーミング案

A ひょっとcoffee
B ふらっとcoffee
C いこいの森 あったカフェ
D まったりひなたカフェ
E てげてげたいむ

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全員投票の結果、だれでもひょっとこれる「ひょっとcoffee」に!
日向市の名物「ひょっとこ」は中高生にとっても身近で人気でした。

2.ロゴと看板

ロゴや看板は、宮崎市でデジタル機材も活用する体験型シェア工房のツクレタさんが担当

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まずは、GPTとGeminiを活用して、自分らしいロゴデザインづくりから。

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GPTとGeminiを往復しながら、なんともかわいらしいロゴ4種

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3Dプリンターで、ロゴの入ったキーホルダーづくり。
カフェに置いてたら売れそうな仕上がり。

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メインの看板づくりは、結構、根気のいる作業

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完成!

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想像以上のクオリティーだったみたいで、日向市役所さんで今後のイベントなどでも積極的に活用して頂けることに!

3.メニュー開発

日向市らしい「食」といえばへべすです。

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ジュクルパコーヒーあやのさんが、へべすを使ったドリンクメニューの開発のために、果汁や炭酸、香辛料など組み合わせる素材を!

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5チームの中でもっともストイック?だったチーム。
ひたすら、組み合わせて試飲の繰り返し。
でも、みんな真剣に味の言語化に一生懸命。

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最後は、へべす+オレンジジュース+シナモンの組み合わせで決定。
名づけて『へべすオレンモン』

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あやのさんが、ジュクルパコーヒーで実際に販売することも検討!

4.内装パース

理想のカフェ空間づくりを、イツノマ建築士の二川佳さんと。

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いきなりデザインをするのではなく、目的やターゲットなど、お題を整理

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スマホで情報収集しながら、鉛筆で図面を手書き

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パースの描き方講座。
応用編でカフェにおきたい椅子のデザイン

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異常に覚えの早い中高生たち。
手書きのパースをGeminiで読み込み、色付けと仕上げ

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中高生のパースもいいけど、Geminiもヤバい

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中高生×Gemini、最強の組み合わせか。

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5.制服(エプロン)

カフェのイメージを左右する制服。
中高生がいずれ働いてみたい!と思えるエプロンづくり

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イツノマに4月から入社した小林明日香さんは、高校で総合家庭科→アパレル勤務。Myミシンも持ち込み、気合いが入ります。

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図書館プロジェクトのため、当日は出張図書館、司書さんが参考になる本を集めておいて頂いたお陰で中高生の理解が進みました。

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生活文化学科の高校生もいたので、役割分担しながらエプロンづくり

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3時間でここまでできました!
トルソーは、日ごろ、お世話になってる都農町の衣料スーパー「かやしま」さんが無償で貸してくださいました🥹、ありがとうございます!

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6.PR動画

カフェを動画やインスタなどSNSでどう発信していくかも大事

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この日のミッションは、4時間のワークショップの様子を最後にエンドロール的に全員へ披露すること

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「思ってたより重たいんすね!!」
技術もさることながら、撮影の大変さが身に沁みたとか。

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見学に来て下さってた西村市長へのインタビュー映像
「顔が近すぎた!!??」

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プロの編集プロセスを間近で体験
どのカットを残すか、全員で真剣に議論

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最後に、完成した動画を披露できました!!!

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7.まとめ

中高生たちにとっては、学校や部活では体験できないこと。
プロの技術や、職人作業が印象に残ったとの感想が。

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「こども参画まちづくり」を目指すぼくらイツノマにとっても、大変ありがたい機会でした。

AIやデジタル機材を使いこなすことで、いままで大人にしかできなかったことが、中高生でもできるはず!?

という仮説はずっともっていたのですが、なかなか実践する機会に恵まれなかったので、とてもよかったです。

仮説は確信に
いまから定期的に中高生と取り組んでいけば実現できる、と

いまから4-5年後の図書館づくり。
そのとき、今回参加してくれた中高生は20代に。

自分たちのまちは、自分たちでつくる。
彼らが来たくなる図書館をつくるには、彼らがつくったほうがいい。

青くさいかもしれませんが、本気でそう思ってます。

今回で終わりじゃなくて、これからのスタートだからね

と集まってくれた中高生たちに念押しし、
さて、次は何をしましょうか?
引き続き、企画を練っていきます。

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